2021年06月03日

新型コロナウイルスワクチン接種 ミニ知識

豊田市志賀町でスポーツに強い接骨院さかいざわです。

アンシンノシルシで検温、アルコールで手指消毒を行っていただいております。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために完全予約制で行っています。

愛知県豊田市柔道整復師協同組合様より「あいち 2021年6月号 をいただきまきました。

新型コロナウイルスワクチン接種 ミニ知識


<参考資料> あいちNO291 2021年6月号
下間正隆;カラーイラストで学ぶ新型コロナウイルスの感染対策、金芳堂、42?44,2021より


各自治体で新型コロナウイルスのワクチン接種が行われています。

ワクチン接種時によくある疑問とその答え、体表解剖からみた筋肉注射時の注意事項について紹介します。

Q1なぜ、2回接種するのですか?

1回目のワクチンを接種した後に、期間をおいて、ワクチンを追加接種して免疫細胞を刺激すると抗体産生能力が速く、高くなる効果があります。

 これを「ブースター(追加免疫)効果」と言います。

今回の新型コロナウイルスのワクチン(ファイザー社製)では、2回目の接種を受けて日程度経過してから、十分な免疫ができるとされています。



Q2なぜ、筋肉注射なのですが?

 日本では、1970年代に、授乳児期に大腿前面へ抗菌薬や解熱剤を頻繫に筋肉注射したことが原因で、

筋肉が硬くなり正座できなくなったり、歩行障害などが出たりする「大腿四頭筋拘縮症」が全国各地で確認されて以来、

ワクチン接種は皮下注射が原則となっています。

しかし、新型コロナウイルスの臨床試験は、世界標準である筋肉注射法で行われているので、

このワクチンを皮下注射した時の安全性や有効性のデータは存在しません。

筋肉は皮下脂肪組織よりも血流が豊富なので、筋肉注射の吸収速度は皮下注射の約倍あります。

また、皮下脂肪組織と比べて、筋肉内には免疫担当細胞が豊富に存在するので、より高いワクチン効果が期待されます。



三角筋の理想的な注射部位について

 三角筋エリアの皮膚は、頭側、前上方、後下方の3方向から皮神経が支配しています。

 上腕骨骨頭の近くの骨表面には、前後から細い上腕回旋動脈が走っています。

 三角筋の下縁の近くを橈側皮静脈、その下方に橈骨神経が走っています。

 上腕を体に密着させて垂直にたらします。

 三角筋をつまんで、その大体の厚みを把握した後、

 腋窩を結ぶ線の高さを目安として、三角筋膨隆部の正中で、

 浅からず深からず、垂直に注射できる部位が理想的です。

 三角筋内に太い血管はないので、逆血確認は不要です。

 針が三角筋に確実に届くように、針を皮膚に刺して、筋肉内に注射します。



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